ペンタトニックスケールのアドリブ
お気に入りのギターソロをひたすら完コピするのもいいですが、ある程度上達したら、 次はアドリブにも挑戦してみましょう。
きっと、これまで以上にギターが楽しくなるはずです。
アドリブが弾けると
●アレンジができるようになる
アドリブができるようになると、ギターソロをあなた自身のオリジナルに作り替えることができます。
速弾きセッションを混ぜるもよし。あえてロングトーンにして泣きを聴かせるもよし。
これができるようになると、完コピバンドがダサく仕方なく見えてきます。
●セッションが楽しめる
アドリブで弾けるようになると、スタジオでジャムセッションができるようになります。
いわゆる「ジャムる」と呼ばれるものです。
曲のキーだけを先に決め、後はインスピレーションのままに、各パートが自由に弾きます。
上手くなると、何時間でもジャムることができるようになります。
●ライブで緊張しない
ライブで緊張するのは、間違ったらどうしようと心配になるのが一つの要因です。
アドリブが弾けるようになると、この間違うという概念がなくなります。
もちろん、ノリが悪かったとかいまいち決まらなかったといったことはありますが、 これは間違うとはまた違う感覚です。
簡単にアドリブができるようになる方法
アドリブを練習すると言っても、どうやってやればいいのかわからないかもしれません。ネットや教則本を読むと、「まずはペンタトニックスケールを覚えてなんちゃらかんちゃら~」と書いてあるのがほとんどです。
しかし、こういったものはスケールを覚えてからの事を書いていないので、結局どうすればいいかわからずアドリブを断念してしまいます。
その先はどうすればいいのか。
一番手っ取り早いのは、短いアドリブフレーズを複数覚えて、それを手ぐせにすることです。
あとは、そのフレーズを適当につなぎ合わせれば、立派なアドリブの感性です。
ご存知の通り、ギターポジションを移動するだけでキーが変わりますから、手癖フレーズさえ覚えれば 色々な曲にはめ込むことができます。
では、ここで簡単に実践してみましょう。
アドリブギターの実践
まずは、直観的に理解してもらうためにスケールだけをみて、適当に弾いてもらいましょう。やり方は簡単です。
ギターを手にとり、下の図のポジションを確認してください。

ポジションを確認したら、サンプルバッキングに合わせて鳴らすだけです。 順番も、リズムも、自由に弾いて構いません。
思う通りに弾いてみましょう。
▼サンプル・バッキング
いかがでしたか? なんとなく、それっぽくなったのではないでしょうか。
スケールさえあっていれば、変な音になるということはないのです。
しかし、これだけではなかなか曲になりません。
そこで、先ほど紹介した手ぐせフレーズの出番です。
ここでは例として2つのフレーズを紹介します。
この二つのフレーズをまずは覚えてください。

【手ぐせフレーズ1】

【手ぐせフレーズ2】
覚えましたか?
覚えたら、先ほどのサンプルバッキングに合わせてみましょう。
順番は自由です。多少リズムを変えても構いません。
どうでしょうか。先ほどよりも、曲ッぽくなんたのではないですか?
アドリブで弾くというと、なにか難しいように感じますが、実はとても簡単なのです。
簡単なルールを覚えれば、決して難しいものではありません。
もっとカッコよく、ロックギターっぽいアドリブを弾いてみたい方は、ここで解説しています。
→ペンタトニックスケールでアドリブの練習